通販で粉を買おうとすると、「中細挽き」「中挽き」「粗挽き」のどれを選ぶかで手が止まります。結論は、濃い味が好きかどうかではなく、まず使う器具で決めること。器具と粒度が合ってから、味に合わせて一段ずつ動かします。
この記事は、自分用のコーヒーを買うときの粒度選びに絞っています。豆量、湯量、湯温まで決めたい方は淹れ方ナビをご利用ください。
01 · EQUIPMENT FIRST
器具から挽き目を決める。
粉とお湯が触れる時間や、フィルターの目の細かさは器具ごとに違います。UCCも、器具に合わない挽き方では抽出不足で薄くなったり、抽出されすぎて苦味が強くなったりすると説明しています。
| 使う器具 | 最初の挽き目 | 見た目の目安 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ペーパードリップ | 中細挽き | グラニュー糖ほど | 迷ったときの基準。まずはここから調整 |
| 家庭用コーヒーメーカー | 中細挽き | グラニュー糖ほど | 機種の説明書に指定があれば、そちらを優先 |
| ネルドリップ・サイフォン | 中挽き | グラニュー糖とザラメの間 | お湯と触れる時間が比較的長い器具向け |
| フレンチプレス | 中挽き〜粗挽き | ザラメに近い粗さまで | 金属フィルターを通る微粉を抑えやすい |
| エスプレッソマシン | 極細挽き | 上白糖より細かな粉状 | 機種・豆・抽出時間に合わせた微調整が必要 |
| ベトナム式フィン | 中細挽き | グラニュー糖ほど | 日方珈琲のフィン抽出レシピの基準 |
「中細挽き」という呼び方やミルの目盛りは、店や機種で完全には一致しません。砂糖の粒との比較は入口にとどめ、実際の抽出時間と味で微調整します。
02 · BEANS OR GROUND
ミルがあるなら豆、なければ器具に合う粉。
ミルを持っているなら、豆のまま購入し、淹れる直前に必要な分だけ挽くのが基本です。粉にすると空気や湿気に触れる面積が増えるため、UCCも直前に挽いて使うことを勧めています。
ミルがなくても、粉を選べば問題ありません。その場合は「粉で」とだけ伝えず、「ペーパードリップ用」「フレンチプレス用」のように器具まで伝えます。粉でまとめて買う場合は少量から始め、開封後の扱いは豆と粉の保存方法で確認してください。
03 · ONE STEP AT A TIME
味は、挽き目を一段だけ動かす。
薄い・酸味が鋭い
挽き目を一段細かくします。お湯と触れる面積が増え、成分を引き出しやすくなります。
苦い・渋い・重い
挽き目を一段粗くします。抽出を進みにくくして、出すぎた苦味や渋みを抑えます。
豆量、湯温、注ぎ方まで同時に変えると、何が効いたか分かりません。最初は挽き目だけを変えます。薄さが豆量によるものか抽出によるものか迷う場合は、水っぽいコーヒーを直す順番で比率から確認できます。冷めたときだけ酸っぱく感じる場合は、粒度以外の原因もあるため酸っぱさの見分け方を先に確認します。
04 · COMMON MISTAKES
よくある四つの失敗。
- 01
濃くしたくて極端に細かくする
細かすぎると流れが遅くなり、苦味や渋みまで出やすくなります。まず一段だけ動かします。
- 02
「粉」とだけ伝えて注文する
器具によって適した粗さが違います。ペーパー、プレス、エスプレッソなど器具名を伝えます。
- 03
ミルの数字だけを他人と比べる
同じ数字でも機種ごとに粗さが違います。見た目、抽出時間、味を一緒に記録します。
- 04
一度に大量の粉を買う
粉は豆より風味が変わりやすいため、飲み切れる量を選び、袋をすぐ密閉します。
30-SECOND ORDER CHECK
注文前に、この三つを確認。
- 家にミルがある → 豆のまま
- ミルなし・ペーパーかメーカー → 粉/中細挽きが基準
- プレス・エスプレッソなど専用器具 → 粒度を指定して相談
2026年9月16日現在、「日々 - HIBI -」は豆・粉を各100g/200gから選べます。100gは1,100円、200gは2,100円です。商品ページ上で粉の粒度を選べないため、専用器具で使う場合は購入前に器具名を添えてご相談ください。
SUMMARY
最初の正解は、器具に合わせること。
ペーパーと一般的なコーヒーメーカーは中細挽き、ネルやサイフォンは中挽き、フレンチプレスは中挽き〜粗挽き、エスプレッソは極細挽きが入口です。薄い・酸味が鋭いなら一段細かく、苦い・渋いなら一段粗く。ほかの条件は変えず、一つずつ好みへ近づけます。
カフェオレで味が薄く感じる場合は、挽き目だけで濃くせず、ミルクに合う豆と割合の決め方も先に確認してください。
一段粗くしても苦味や渋みが強い場合は、湯温・濃さ・器具の状態まで確認する手順へ進みます。
